一昨日辺りからなのだが、2月1日のエントリ「海街diary 1〜5巻」が騒がしくなっていた。
アクセスが急増していたのだ。
昨日は遂にATOKの予想変換キーワードに「海街diary」が加わった。これで流石に何事かが起きたな?と思ったのだ。
検索して知った。
マンガ大賞2013に吉田秋生さんの『海街diary』が選ばれたようだ。
マンガ大賞2013に吉田秋生「海街diary」“光と闇の強い鎌倉という街を描きたい”
誰かに薦めたい!というコンセプトらしい。
私も大好きな作品であり、多くの人に読んで貰いたいので大変嬉しい。
吉田作品の編集を約20年に渡って担当してきた真島氏は、「第1話の声なき号泣のシーンを読んで、これはすごい作品だと正直震えました」と語っている。
そうなのだ。あのシーンは漫画でなければ表現出来ないであろう名シーンだと私も感じていた。
あのシーンに感動して、ここ迄読んできたと言っても過言ではない。
この記事のインタビューで作者の吉田秋生さんは、「先の展開はどこまで決め込んで描いてますか?」と言う問いかけに対し、
「その都度その都度、なんとなくという形です」
と答えていた。
意外だった。
吉田秋生のストーリー展開は見事だ。
その構成力は半端な文学を凌いでいる。
余程綿密に構想を練っているものと思っていた。
物語というものは生き物であると繰り返し言っている。作者が支配出来ない部分がどうしてもあるのだろう。
その都度なんとなくと言う態度は、生き物としての物語に忠実であると言う事なのかも知れない。
鎌倉を舞台とした物語はこれからも続いていくようだ。
もしかすると別の作品になって続いてゆくのかも知れない。
映画化の話もあると言う。
いろいろと楽しみだ。
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