いろいろ脅されていたのだ。
「チャンピックス 副作用」で検索してみると沢山引っ掛かってくる。
中には「重篤副作用」全米最悪などという見出しが踊るものもある。
そうで無くても副作用に苦しんだという実体験を綴る人は多い。
例えばこれ→禁煙補助剤チャンピックスの副作用にのたうちまわった12月だった。
ここにもはっきりと「うつ病の人には処方できない、なぜなら自殺する可能性が高まるからだ」と書いてある。
副作用は
チャンピックス副作用(チャンピックス錠)
に纏められていた。
曰く
チャンピックス(チャンピックス錠)の、主な副作用は、吐き気で、約4割の方が感じるとの報告もあります。
但し、服用開始後、1週間程度で改善することが多く、どうしても気になる場合には、吐き気止めを一緒に服用することも可能です。また、水分を多めに摂取する等の工夫で、緩和されることも多いと報告されております。
上記を含めて、良くある副作用は以下の通りです。
・吐き気
・腹痛
・頭痛
・腸の変調(便秘、お腹のハリ)
・異夢、悪夢
・眠れない、眠りが浅い
・抑うつ気分などの精神症状
重大な副作用には、以下のものが報告されております。
・重い皮膚症状:高熱、ひどい発疹、発赤、
唇のただれ、口内炎、のどが痛い、水ぶくれ、
皮がむける、強い痛み、目の充血
・血管浮腫:顔や唇、舌、喉がひどく腫れる、
息がし辛い
これ以外の副作用には、下記のものがあります。
・吐き気、鼓腸、便秘、食欲不振
・頭痛、めまい
・不眠、眠気、異常な夢、不安感、イライラ、
怒りっぽい、気分の落ち込み
・思考異常、敵意、攻撃的行動
・皮疹、発熱
・皮膚の赤み(皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑)
・顔面・舌・口唇・のど等の腫れ
・じんましん、息苦しい(血管浮腫)
報告された副作用の多くは、1日量を1mg、又は、2mgに増量した後に発現している様です。
重複しているものも多いが、凄いものがある。
ためしてガッテンでも、副作用がある事は放送されていた。
半ば祈るような気持ちでチャンピックスを服用し始めたのだ。おそるおそるだった。
副作用は全くなかった。吐き気も無ければ悪夢も見なかった。つくづく幸運だったと思う。
今でもある種の感慨を覚えながら当時の記録を読むことがある。
医者から渡された「禁煙手帳」と呼ばれる記録だ。
こつこつ12週間書き続けたのだ。
副作用が出ないように、再喫煙しないように、と祈る気持ちでまるを付けた。
何が何と言っても、20歳から35年間以上続けていた習慣を変えたのだ。
全く苦しくなかったと言ったら嘘になる。
けれどチャンピックスによる断煙は、他の断煙に比べたら遙かに楽だ。何度も書いてきたが、これなしでの断煙は考えられないとすら思っている。
思いの外、喫煙への誘惑は長く続いた。
最近になってようやく煙草を吸いたいとは思わなくなった。半年くらい掛かるようだ。
iPhoneアプリ「禁煙ノート」には150日禁煙中の日数と共に、吸うはずだったタバコの本数3,000本、得したタバコ代66,000円、得した時間(1本5分として)250時間、という数字が並んでいる。
やはり達成感がある。
得したと言うのが言い過ぎなら、損しなかったと言い換えても意味は変わらない。
「禁煙ノート」にはまた
何となく吸ってみようかな?っと思ってしまう時期です。禁煙の辛さが楽になった分、気が緩みがちです。もう一度、辛かった日々を思い出してください。という助言が付いている。
確かに…。
よく出来たアプリだと思う。
最初から吸わなければ良かったのだとも思う。だが、それを言っても仕方が無い話しだ。
今は止めた自分を良くやったと褒めたい。
体重は少し増えたが、その増え方も止まった。煙草の代わりに依存傾向が出ていた甘いものもそれ程欲しなくなった。
私の断煙は実に順調である。
身の回りにそれ程多く居る訳では無い。
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