最も多かった時代は4ヶ国語同時進行していた。
無理というものである。
早々ににイタリア語とスペイン語は挫折し、ドイツ語とフランス語が残り、何とか頑張っていたのだが、それも震災と共にやらなくなった。
残ったのは平凡なことに英語。それも昨年から始まった『おとなの基礎英語』という番組だけになった。
余りやる人が多くない語学をやっていたせいでもあるのだが、テキストがすぐ無くなる恐怖感にとらわれていた。
だから、最近は4月になると長野駅前まで出向いて、平安堂に年間購読を申し込むのが通例になっていた。
今年もそうした。
だが、事情が違ってきた。
番組を見終わると短いテキストの紹介画面が出る。
そこに、「電子版もあります」と書いてあったのだ。
買い物は投票のようなもの。
そう主張してきた。
リアル本屋さんや古書店は応援したいと思っていた。
だが、電子版は紙版より安く、しかも交通費がかからない。これは結構大きいのだ。
さらに、部屋に貯まらない。これが決め手だった。
1週間悩んで決めた。
今日電話し、年間購読をキャンセルした。
「宜しければ、キャンセルの理由など、お伺い出来るでしょうか?」
「いや、あの、…電子版がある事を知ったので…」
流石に気まずかった。
上に掲載した書影は、私が購入した最後の紙版テキストになるだろう。
実際、悩んでもいたのだ。
確かに簡単に書き込みが出来るのは紙媒体の魅力だ。
だが、薄いとは言え、積み重ねとはある意味恐ろしいもので、今迄の語学テキストも山のように堆積している。
復習出来るようにと、録画もしてあるのでおいそれと捨てる訳にも行かない。
そして新シリーズは毎年始まり、どんどん本棚をテキストが侵食しつつあったのだ。
場所を盗らない。これは電子書籍の大きな魅力のひとつだ。
本も、電子版があれば、そちらを買うようになっている。
語学テキストはKindleには対応していない。
何故なのか?その事情は知らない。
だが、テキスト類と漫画は最初からiPadで読む事にしている。
そのアプリが変わるだけだ。
多くのサイトが対応している。
4月号を試し読みしてみたが、どれも似たような挙動を示す。
どしどし書き込みが出来るアプリは無いものか?
あれば即それにするのだが。
iPadは確実に生活を変えた。
今回、語学テキストをiPad版にすることで、また私にとって、その存在感は増す。
次第に手放せないアイテムになりつつある。
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