今回の記事は出来ればスマホで開いて貰いたい。Stand.fmはスマホアプリだからだ。
森哲平さん(moriteppeiで検索して下さい)のStand.fmを毎回聴いている。非常に役に立つ。
7月6日の放送ではSimplenoteの使い方を教わった。このアプリ、実は数年前からインストールしてあった。だが便利さがよく分からず、全く使っていなかった。考えてみればiMacからiPhoneに即座に同期してくれる。これだけでも十分便利なアプリだ。だが、Simplenoteというアプリの便利さはこれだけではなかった。そもそもMarkdownという記法を全く知らなかった。なので、その便利さに気付かなかったのも無理はない。このMarkdown、簡単で実に便利な記法なのだ。早速学習して、基本的な使い方はマスターした(これが実に簡単に出来てしまうのだ)。SimplenoteはこのMarkdownに対応したメモアプリなのだ。なのでこのアプリだけを使って、簡単なホームページくらいは作り上げる事が出来てしまう。これだけの実力を持っていて只。本当に良いのだろうか?とこちらが心配になってしまう程、至れり尽せりのアプリなのだ。
更にSimplenoteでは、各項目毎にURLを付ける事が出来る。これを使えば、iMacで得た情報をiPhoneで他の人と共有する事も、簡単に出来てしまう。
放送を聴いたその日から、SimplenoteはiMacに常駐するアプリになった。ちょっとした情報を得たら取り敢えずSimplenoteに放り込んでおく。それだけでその情報をiMacでもiPhoneでも即利用することが出来る。私のWeb環境は1日で劇的に変化した。
7月16日の放送ではDeepLを用いた、英語の本の読み方を教わった。
DeepLが実力を持った翻訳サイトであることは前から知っていた。だがその実力を十分に生かすだけの機会が訪れず、殆ど使っていなかった。
ここでGoogle lensの登場となる。Googleアプリからカメラアイコンをタップすることで、Google lensはiPhoneでも使える。これも以前から知っていた。だが昆虫や植物の同定を行う事以外には使っておらず、これを用いてtextがコピー出来る事も、単なる知識としてのみ、私の中では存在してた。
この機能、かなり前から知っていたが、日に日に実力を高めている。検索、コピー共に、実に高い精度でこなしてくれる。
知らなかったのはuniversal clipboardという機能だ。
これは例えばiPhoneでコピーした情報を、そのままiMacに転送する事が出来るという画期的な機能だ。
つまり、Kindleで英文の本を開き、iPhoneのGoogle lensでその画面を撮影し、textをコピー。それをuniversal clipboardを用いてiMacに転送。そしてDeepLにそれをペーストして翻訳してやれば、無い英語の知識を振り絞って、英文と格闘しなくても、英語の本を日本語で読む事が出来るという訳だ。
個々の機能はシンプルなものだが、それを組み合わせて使うと、実に画期的な作業がこなせてしまう。
幾つかの設定が必要なようであったので、確認してみると、何と!私は既にその設定を全てクリアしてあった。準備だけはできていたのだ。
早速Ernst Mayerの”What evolution is”を訳してみた。
DeepLが優れているとは聞いていたが、これ程の実力を持ったサイトだとは思っても見なかった。まだ最初の数ページしか訳していないが、テクニカル・ワードもなんのその。分かり易く整った日本語で翻訳されて出て来たではないか!
背伸びして、購入してある英文の本は何冊もある。この方法を使えば、殆ど死蔵されていたそれらの本がいよいよ生きて来る。
調子に乗ってGoetheの”Faust”もこの方法で開いてみた。ドイツ語も英語と遜色ない品質で日本語に翻訳してくれることが分かった。
DeepLは28言語に対応している。それだけあれば、何語の本であっても、十分対処する事が出来るだろう。
情報の入口が画期的に拡がった。
細々とした作業はあるが、それを含めて、今迄の3倍から5倍くらいのスピードで外国語の本を読む事が出来るようになった。
森哲平さんも放送の中で仰っておられたが、日本語に翻訳された外国語の本は高い。更に日本語の本は紙媒体とKindleの差がさほどないのに比べ、外国語の本は、紙媒体の本よりKindleで購入した方が半額近い値段で入手出来る。これなら外国人の本は原語の本を購入した方が圧倒的に経済的でもある。
これは大袈裟でなく、私の生活をガラリと変える、革命的なテクニックだ。
他にも森哲平さんのStand.fmは役に立つライフハックで満ちている。話に聞くところでは、この放送、あまり聴かれていないらしい。
勿体無い。
このブログもさほど役に立つ程には読まれていないが、皆さん!もっと森哲平さんの放送を聴こうではありませんか!
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