20130825

"世界のピアニスト"

NHK・FMがやってくれるもうひとつの企画はこれ

吉田秀和が語った“世界のピアニスト”

これは月曜日から金曜日にかけて5日連続で放送される。

吉田秀和さんの『名曲のたのしみ』 はかなりの確率で聴いていた。けれど、私はそれを十分活かしてきたとは思っていない。

クラシック音楽、それもピアニストにのめり込んだのはつい最近の事だ。

その吉田秀和さんもピアニストには格段の関心を寄せていた。むしろそれ故に余りにレベルが高く、吉田さんの助言を活かすことが出来なかったのだと思う。


この所、私の部屋には昼間、間断なく音楽が鳴り響いている。

ホロヴィッツを聴き直したのが切っ掛けだった。だから最初はYouTubeでこれと思う演奏者の動画を拾い集めていた。

そのうちにそれだけでは満足できなくなっていった。

まだ始まったばかりだが、そしてすぐ資金が尽きるだろうがクラシック音楽のCD、それもBoxセットを1万位で買い求め、それを中心に聴くようになった。


ピアニストが多い。

なので往年の吉田秀和さんの放送、それもピアニストを語っている吉田秀和さんの声を聞くことが出来るのは大変有り難い。

今ならば、吉田さんにもう少し寄り添ってお話を伺うことが出来そうな気がしている。

放送予定は次の通り。

26日(月)「巨匠たちのベートーベン ~ケンプ、アラウ、ゼルキン~」
27日(火)「グールド、ブレンデルのハイドン」
28日(水)「シフのシューマン、ピレシュのシューベルト」
29日(木)「ガヴリロフとヒューイットのラヴェル」
30日(金)「リパッティ、ツィマーマンのショパン」

どれも斬新な切り口だ。

しかも吉田秀和さんでなければ出来ないような選曲もされている。

例えば26日の「巨匠たちのベートーベン ~ケンプ、アラウ、ゼルキン~」では、選ばれている曲はベートーヴェンのピアノソナタの中で決して人気曲とは言えない第32番ハ短調のみなのだ。

このような番組編成は吉田さんでなければ許されないだろう。

いやが上にも期待感が盛り上がる。

これら放送には再放送が予定されていない。

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