今日はチャフチャス(Chajchas)が届いた。二日連続で楽器が我が家にやって来た事になる。
実は数十年前からこの楽器は私の手元にあったのだが、名前も分からなかった。別段分からなくても気に掛からない楽器でもあった。そもそも楽器として認識していたのだろうか?
長年ライブやデモで活躍し、このところ、かなり痛んでも来ていた。
で、気になった。これは何と言う楽器なのだろう?
Webで購入することを考えると、名前が分からないと入手することも事実上不可能だ。
いや、楽器屋へ行けば現物があるだろうが…。
木の実が沢山付いた楽器。と検索したら、らしきものがいくつかヒットした。そこから調べていって、今回めでたくこの楽器の名前が分かったのだ。
しかも、もともとはどうやら木の実ではなく、山羊や豚の爪で出来ている楽器らしい事も分かってきた。
最初探し当てたものは5,000円以上した。
買えば高く付くなぁ…と諦め掛けていた時、ケーナを入手した楽器屋、ヨコハマエスニック倶楽部で安く入手出来ることが判明した。
写真右のiPhoneの上にあるのが、今迄使ってきた木の実のタイプ。
いくつか木の実が取れてしまっている。
写真左にある存在感抜群の奴が、今回買った山羊の爪タイプ。
意外に大きいのに驚いた。
音は殆ど変わらないが、山羊の爪タイプの方が厚く重い音がする。
もともとはペルーの楽器らしい。
調べてみると、このタイプは少し前まで日本ではなかなか入手しにくい楽器だったらしいことが分かってきた。
幾つかのサイトで、ペルーに行く弟に頼んで入手したなどのエピソードが語られていた。
道理で様々なライブを見てきたが、山羊の爪タイプのチャフチャスには今迄お目に掛かって無かった訳だ。
かなり通る音だ。
合奏しても、他の楽器に埋もれてしまうような音ではない。
だが、私はこのチャフチャスをどのように使うつもりなのだろうか?
近日中にこれを使うようなライブは予定されていない。やはりデモに持って行くしかないのだろうか?
笛の類なら、練習と称して毎日遊ぶのだが、チャフチャスは練習を要する楽器ではない。
笛と言えば、昨日upした笛。
これの名前がようやく分かった。リシ笛と言うらしい。アロク・リシと言う人の考案になるようだ。
裏に焼き付けられているサインが一致したので間違いはないだろう。
名前さえ分かれば、吹き方や運指など次々に分かってくるものと考えていたのだが、この人物、なかなか怪しい存在であるようで、過去に運営されていたサイトが幾つかあったらしいことは分かったが、軒並み閉鎖されており、今残っているのはFacebookのファンページくらいしかなく、そこには意味不明な書き込みが連綿と書き綴られている。
無論運指など全く情報がない。
音程から判断して、バリ音階のD管である事も殆ど判明したが、だからと言って吹けるようになる訳でも無い。むしろここで私としてはお手上げ状態になってしまったのだ。
ガムランのCDは1枚もない。バリに入り浸るような人間でもない。
西洋音階ならば、何とか感覚で探って行けるが、バリ音階では勘が働かず、かつ吹ける曲も全く無いのだ。
この笛に関しては、殆ど諦めの境地に至りつつある。
残念だ。
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