天気予報では確かに県の北部は雪となっていたが、盆地部は雨だろうと高を括っていた。
夜中に雨音がし始める。
そのまま、どこかからか聞こえて来るモーターの重低音に悩まされ、なかなか寝付けず、雨音の事はすっかり忘れていた。
31日の朝、ゴミを出しに外に出るとかなりの雪が降っているのに驚かされた。それも霙ではなく、混じり気なしの雪だった。
9時半頃にはその雪も上がったが、山にはまだ雪雲が付いていた。その下には明瞭な積雪が認められる。盆地部は積もる事無く雪は解けてしまったが、あと20m程高い場所では積雪があったらしい。
山沿い地方の積雪が気になる。
このような記述は大抵の場合、冬の始めに多い。
爆発的な勢いで訪れた春を実感していただけに、この雪の精神的ダメージは大きかった。この時期の雪が珍しい訳ではない。今迄が暖かすぎたのだ。30日には梅がすっかり咲いていた。
昼頃、一旦晴れ上がり、青空も見えたが、仕事が終わる夕刻からまた雨が降ってきた。
4月1日2時気温0.4℃。低気圧が通り過ぎ、それに伴って寒気団が押し寄せている。
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