コンピュータを置いてある部屋からは2本の鴨脚樹が見えるが、入院前、その葉はまだ青々としていた。今見ると、すっかり黄葉が進み、成長の早い左側の1本は、半分以上その葉を落としている。
3週間のつもりが1週間伸び、昨日ひと月振りに我が家に復帰した。
手術前は退院する頃には活発に動くことが出来るものと想像していたが、実際はそう簡単には行かず、まだ杖なしで歩くのにはかなりの無理が必要な状態だ。
画像は手術後の私の股関節。まだ歪みが残っていることが、この画像からもはっきりと読み取れる
生まれつき悪かった右の股関節は、骨盤が前に歪んでおり、大腿骨の発達も遅れていた為、手術には相当の困難があったようだ。
10月17日、手術当日。手術台に横たわり、タオルケットの下で全裸になり、酸素マスクを口に当てられて以後、記憶は途絶えた。
次の記憶は夢の中で『虹の彼方に』を聞きながら、その向こうから「終わりましたよ」と声を掛ける関医師の言葉を何とか理解することが出来たものだった。
右大腿骨は細く短い為、ステムを打ち込む時亀裂が入り、それを結束バンドのようなもので補完して、手術を終えたようだ。
手術後、右股関節が脱臼したとも聞いた。
その為か、強靱な左脚とひ弱な右脚という、以前からの関係は、手術後も続いた。現在も歩くと、右股関節が剥がれるような、ぎくしゃくとした違和感が続いている。
理学療法士の話では3ヶ月はこの違和感が続くようだ。
それを理解した上で、焦らずに兎に角転ばぬように歩き、リハビリに務めなければならないのだろう。
それ以外では輸血も自己血だけで済み、手術は概ね順調だったと言えるだろう。
退院して家に戻ってから、すぐにコンピュータを立ち上げたのだが、以前何と言う事もなくやっていた、様々な作業の手順を、なかなか思い出せない自分に焦りを感じた。
それだけ月日が経ったのだろう。
とりあえず、無事退院が出来た事を、報告したい。
ただいま。いま帰って来ました。
2 件のコメント:
おかえりなさい。
最初おっしゃっていたご予定よりやや長いかなと思っていたのですが、やはり少し遅れたのですね。
でも、ご無事で退院できてよかったですね。
まだまだ予後のご養生とリハビリなど、いろいろ大変だと思いますが、今後のご活躍のためにも、うまくクリアーされればと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
前から悪かった右脚の状態が芳しくなく、1週間ずれました。手術前の状態に戻るまでにも、3ヶ月は掛かるとのことでした。兎に角歩くこと。それが一番のリハビリだと言われています。後、転ばないこと。転んで変な形で脚を捻り、脱臼する事故が最も懸念されるようです。いろいろな事がタブーになってしまいましたが、その内に自由に動ける時がやってくると信じています。やって良かった手術にしたいものです。
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