20110318

スマトラではどうだったか

東北地方太平洋沖地震は現在進行形の地震です。

M9レベルの地震の影響は?
今後の地震活動はどのように推移するのだろう?
そう考えた時
これまでの同様の巨大地震を見たほうが良いのではないかと考えています。

たとえばスマトラ島沖地震です。
スマトラでは一度巨大地震が起きたあと、
何度も大きな地震が起きています。

Wikipedia『スマトラ沖地震』を見ると

マグニチュード7以上の「主なスマトラ沖地震」だけでも

2004年12月26日  スマトラ島沖地震 (2004年)  9.1  スマトラ島北西沖 
2005年3月28日  スマトラ島沖地震 (2005年)  8.6  メダン南西沖 
2007年9月12日  スマトラ島沖地震 (2007年)  8.5  ブンクル南西沖 
2009年9月30日  スマトラ島沖地震 (2009年)  7.5  パダン西北西沖 
2010年4月6日  スマトラ島沖地震 (2010年4月)  7.8  バニャック諸島付近 
2010年5月9日  スマトラ島沖地震 (2010年5月)  7.2  バンダアチェ南南東沖 
2010年10月25日  スマトラ島沖地震 (2010年10月)  7.7  パダン南沖

こうなっています。
この後も続いています。

規模とその地震が起こった年月日、地域の拡がりに注目して下さい。

これまでの地震での「余震」とは
まったく別物クラスの「余震」があると
考えるほうが妥当だと思います。

これらの地震はひとつひとつが「本震」とされています。
しかし余震の減衰曲線に乗ってしまうのも確かな事です。
本震であるのか、余震であるのかは
解釈に過ぎません。

スマトラは特殊な地域なのかも知れません
けれど少なくともスマトラでは
このように事態は推移しました。

ある程度の覚悟は必要だと考えます。

東北地方太平洋沖地震は
3つの巨大地震が連動したものとされています。
例え僅かな時間であっても
途中で止まった事にも注目したいと思っています。
今後の余震はM8.4(気象庁マグニチュード)の余震として
推移して行くのかも知れません。

スマトラ地震のマグニチュードは気象庁マグニチュードではなく
アメリカのUSGSマグニチュードです
USGSとは世界の地震をまとめているアメリカの科学者団体です。)
USGSマグニチュードでも東北地方太平洋沖地震の規模は9.0でした。

スマトラ地震は東北地方太平洋沖地震の倍近くのエネルギーを持つ地震でした。

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