前々回のJosquin Desprezの紹介で両方とも同じ演奏者だった事でもわかると思うが、私はThe Hilliard Ensembleが大好きだ。
どの学校にも、合唱団は存在するだろう。世の中には、一体幾つの合唱団が存在するのだろうか?それを除いても、例えばTallis ScholarsやThe Sixteenなど良いプロの合唱団は幾つもある。
だが、これが男性の声かとも訝るような、澄んだカウンターテナーから、重厚なバス迄、どこにも弱点がなく、バランスも良いという点で、The Hilliard Ensembleには絶対の信頼を置いている。
The Hilliard Ensembleは1974年にイギリスで結成された男声合唱団だ。その名はエリザベス朝の細密画家ニコラス・ヒリヤードから取られている。
今迄に一体何曲聴いたのかもう覚えていないが、どの演奏も、溜息をつかないものはなかった。
彼らのレパートリーは主に中世音楽、ルネサンス音楽だが、時に現代音楽を演奏することもある。
中でもノルウェーのサクソフォーン奏者Jan Garbarek(ヤン・ガルバレイク)とのセッションは彼らのポリフォニー音楽に新たな地平を切り開く意欲的な演奏活動だ。それを少しだけだが紹介したい。
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