完全断煙を始めてから11週が経った。夕食後、チャンピックスを服用した。早いものだ。これが最後のチャンピックスになる。
最後の煙草より、最後のチャンピックスの方が遙かに感慨深いものがある。
10月30日に検索から5分でバスに飛び乗り、宮沢医院へ行き、今回の断煙は始まった。
あれから12週。まめにチャンピックスを服用して「禁煙手帳」を付け続けた。
この12週は、私の人生の中でも特筆すべき12週となるだろう。
不安は大きかった。
『ためしてガッテン!』では、チャンピックスは簡単に煙草を止める事が出来るが、調査してみると止めた人のうち半数近くが1年後に喫煙を再開していると告げている。
何よりも、知り合いでチャンピックスによる断煙を試みた何人かが全て、実際に断煙に失敗しているという事実が怖かった。
その為、断煙したにも拘わらず煙草関係の本を読み漁り、あえて煙草という存在に向き合う事もしてきた。
だが、今、実は煙草の事を余り考えていない。自然にそうなった。
吸わなければ吸わないで、煙草の事を考えざるを得なかった。それはしつこい感覚で、時に訪れる喫煙衝動と共に、今後何十年も付きまとい続けるかも知れない予感があった。
だがその時期は過ぎたのかも知れない。
物心共に煙草なしで過ごす事が出来る日がやって来たのでは無いだろうか?…まだ早いか?
いずれにせよ明日からはチャンピックスなしで過ごさなければならない。その意味で、真の断煙の始まりは明日からだろうとも覚悟している。だが、それは不安では無い。妙に自信がある。何しろ、遠い場所まで煙草を買いに出掛けない限り、断煙は実現出来るからだ。
むしろ、チャンピックスなしで始まる明日からの日常が楽しみでもある。
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