昨日(1月28日)で断煙も12週を突破した。
この週は断煙を開始してから、初めてチャンピックスなしで過ごした1週間でもあった。
結果はどうだったか?と言うと、余り変わりは無かったというところ。
時々、若干強めの喫煙衝動があるが、我慢出来ないものでは無い。その他はチャンピックスを服用していた頃と殆ど変化なしに過ごす事が出来た。
好発進と言って良い。
断煙を始めてから、煙草の匂いが気になるようになった。
これは予期していなかった事だった。
断煙には常に予期しない出来事が待ち受けている。
その「想定外」の出来事に右往左往してじっくり味わうのが断煙の醍醐味だ。
住んでいるアパートの1階部分にはパチンコ屋があるのだ。
最近のパチンコ屋は煙草にも気を遣っている。だが、どうしようも無く暖房の熱気と共に階段を煙草の煙が這い上がってくる。
這い上がってきた煙は、丁度最上階にある私の住居入り口付近で屯する。
それがどうにも気になって仕方が無い。
チャンピックスなしで断煙を始めた頃、わざと吸いに行った煙である。だが、それが嫌で最近はドアを開けなくなってきた。それどころか、吸うのが嫌で、外出もしなくなってきていた。
これでは断煙の醍醐味、日々の変化を味わう事が出来なくなってしまう。
東京から10年来の友が近くまでやって来ていた。
逢う事にした。
その為には煙草の煙の廊下を突っ切って行かねばならない。
決死の覚悟である。
その効果はすぐに出た。
煙草の煙というものは、金属的な味がするものだ。その事を知った。そしてトゲトゲしている。
こんなものを良く吸っていられたものだと思う。煙草の煙よりも排気ガスの方がまだ円やかだ。
友は止めたばかりの私を気遣って、喫茶店でも煙草を吸わずにいてくれた。知的なだけではなく情に篤い男である。
彼は家にいる時は煙草を吸わないのだそうだ。
外に出ると吸う。
喫煙者だった私だが、この感覚はよく分からない。私はどんな環境下でも1時間おきに煙草を吸っていた。
そういう習慣になっているので自宅では吸いたくならないそうだ。
喫煙という習慣にも色々あるものだと心から思う。
チャンピックスなしでもやって行けそうだ。
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