20090513

Mac依存

東風が強く、気温が上がらない。最高気温は17℃に達したのかどうか?これでは涼しいのではなく、寒い。

Twitterに書いてあるとおり(しかしフォローしてくれる人がいないなぁ…)Macが突然カーネルパニックという奴(らしいもの)を起こして、起動できなくなったのが9日。
どうやら「メモリーケーブル」という、これまた訳の分からないパーツが不具合を起こしており、これが原因だったらしい。こちらの責任ではないので何となく釈然としないがデータの取り出しを含めて4万5千円也を支払う事となった。大変痛い。

いろいろな方にいろいろ教えて頂いて勉強になったが、その全ては今後に生かす教訓として、これまたドロナワ式に『すぐ効く Mac OS X v10.5 “Leopard” のトラブルシューティング』なる本にも手を出してしまった。殆どはAppleのサイトを見れば書いてある事だろう。

Macが居なくなって、広々としてしまった机の上を掃除する。
ここにもNatureだの新書類だの様々な本が沙漠の砂のように進入し始めていたからだ。

机の上は更に広々としてしまった。

その何もない机の方向を度々見る。
今日が何曜日で、何日なのか。そんな事もMacを見なければ分からなくなっていたという訳だ。

すっかりMacに依存して生きていた(る?)わたしを自覚する。

と、言ってそれを改善しようなどとは全く思わない。
堕落したものだ。


Macが居なくなってからの出来事を遡って頭の中に再生し、ようやく今日が幾日であるかを確認して驚いた。今日はフランス語、ドイツ語と続く「厳しい日」ではないか!

驚いてWinを立ち上げ、これを書いている。
もはやわたくしは人の屑である。

Macはどの様なかたちで帰ってくるのだろう?
兎に角、あれがないとなにも始まらない。



こうの史代の『この世界の片隅に』の下巻が出たことを知ったのはMacが居なくなる直前だった。
上巻が出てすぐ買い、次に出たのが中巻であることにびっくりして下巻が出るまで読むのをやめようと考えていた。

昨日その下巻が届いた。

中巻を読んでいて、もしかしたら作者は何かに影響されて「右の人」になってしまったのではないか?そんな不安が頭をよぎるような、いかにも「戦争中、日本国民は皆苦労してきたのです」という展開。
何度か中断しようとしたが、読み切って良かったと思っている。

小学生の頃、子供用の読み物に魅せられた、あの感覚を思い出した。

エバンゲリオンではないが、この上・中・下という分け方の呼び方は変えたほうが良い。序・破・急の方が内容に即している。

勢いで漫画を描いている人が多い中で、こうのさんは良く調べてものを書いている。
構想を練りに練って、物語を組み上げてゆく作り方ではないが、人物の書き分けや、物語の展開の仕方は悪くない。


一方で別の不安が頭をよぎる。
日本人は(文学的、という意味で)主題を失ってしまっているのではないか。


などと言う暇があったら、語学の勉強をし始めなければ。

しかし気合が入らない。

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