それ程手放しで喜べない日になってしまった昨日、11時頃遂にiMacが我が家にやって来た。
開封の儀の写真を撮るつもりだったが、箱と格闘している内に忘れ、気が付いたらTime Capsuleからのデータ転送を行っていた。
2時間半ほどそれに費やしただろうか。
私の机の上にiMacが復活した。
どれ程この瞬間を待ち望んだことだろう。
16日の朝起きたらiMacが壊れていた。
起動して画面が明るくなってもカチカチ音がするだけで、きちんと起動してくれない。暫く経つとはてなマークの描かれたフォルダのアイコンだけが出る。
調べてみるとどうやらHDDが壊れた徴らしい。何度か再起動を試みたが駄目。
ヤマダ電機に持ち込んで修理できないか訊いてみるとAppleのサポートセンターの電話番号を教えてくれただけだった。試しにK's電機に電話しても同じ。
Appleのサポセンに電話してみるときちんと3番を押したにも拘わらず矢鱈待たされた挙げ句にiPhoneの係に繋がってしまった、これは以前にもあったことだ。電話機が古すぎるのだろう。また矢鱈待たされて、その挙げ句に分かったのは、最初予想したとおり部品がもうないので修理できないというお達しだった。
意を決したのは18日になってからだった。新しいiMacを買うことにした。
けれど、以前の環境を取り戻すことが出来るのか、ずっと不安だった。Time Capsuleでデータをこまめに保存はしてあったが、新しいiMacできちんと作動してくれるかどうか分からない。
不慣れなWindows環境では、どうもモチベーションを保つことが出来ず、ブログを更新する事も無く、3週間、ただひたすら新しいiMacがやってくるのを待ち続けていた。
私はMacでなければ駄目だと言う事をつくづく痛感させられた3週間だった。
そして遂に来たのだ!
驚いたのは起動直後の設定画面でTime Machineからの転送という項目が出た事だ。これは予想外だった。真っ新の画面を確認できないのは惜しいがそれに代え難い嬉しさがある。
Time Capsuleからのデータ転送は巧く行き、私は11月15日以前の環境を再び取り戻すことが出来た。とても嬉しい。
写真を見れば分かる人には分かるかも知れないが、Track Padを付けた。結構便利だ。マウスと併用して使うつもりだ。
これを導入する時、Magic Mouseは古いものを流用するつもりでいた。だが、何となく不安になってMouseも同時に購入した。
これが大正解だった。
古いMagic Mouseは何故かどうやっても接続出来なかったのだ。
何よりも画面の美しさが際立つ。
Retina Display。
そしてそれ以上に驚いたのが、処理速度の圧倒的な速さだ。
新しくなったのだからある程度は処理能力も向上しているだろうと予想していたが、古いiMacと比較して、これ程の差が出るとは夢にも思っていなかった。
iMacがなかった頃に様々な事が起きた。
大きな地震もあった。
そして昨日、大切な人が亡くなったという知らせを受けた。
正直、未だに体が崩れ落ちそうな気分ではある。
過去は狼のように追いかけて、私に襲いかかってくる。それを一匹一匹撃ち殺しながら、未来へ進んで行かねばならない。
そんな詩があったと記憶している。
新しいiMacと共に、未来へ橇を走らせよう。