20130715

Gould Bach Edition

2ヶ月ひとつの商品をチェックし続けた。その結果、かなり良い買い物が出来たと思っている。

円安という現象が実際に進行しているのだと言うことも肌で感じることが出来た。正規の値段が高くなってしまったのだ。

だが、ひと月に使える金額を超えてしまっていた。じっとセコハンで安い商品が出るのを待ち続けていた。

出た!すぐ注文した。すぐ届いた。

何か不都合があって、相手が焦っているのかと思う程だった。なので再生可能かどうかをすべてチェックしてみた。大丈夫だった。完動美品だ。

Glenn Gouldが演奏してる全てのBachが手に入る訳ではないようだ。だが38枚のCDと6枚のDVDで1万。かなり安いと思える。

これで当分何も買えない。

だが、当分楽しみは続く。

箱が布張りなのは商品の説明で知っていた。だが例の椅子がプリントされているとは思わなかった。

Glenn Gouldを象徴するものは彼がこだわった椅子なのか!

一緒に付いて来た分厚い解説書(英語!)の表紙も椅子だった。

20130703

グールドをめぐる32章

7月はGlenn Gouldで始めたい。

本が揃ってきた。

いずれも古書サイトで見付けたものだが状態は良い。
あちこち覗いてみて、拾い読みをしている段階だがどれも面白い。これ程Gouldに文才があるとは知らなかった。

依然としてYouTubeでピアノ曲を中心に聴いているのだが、以前ほど自分の好みだけで聴かなくなってきたように思う。
どちらかと言えば、「誰でも良く」なってきた。

一定の水準を満たしていればどの演奏にもすばらしさを見いだすことが出来る。

だが、やはり特別なピアニストは特別なのだ。

そして、Glenn Gouldは、やはり今でも私にとって特別なピアニストであり、音楽家であり、そして書き手だ。最後が最近加わった要素だ。

私の生活にGlenn Gouldの言葉を読む喜びが加わった。これは彼の音楽を聴くのと同じ位スリリングな体験だ。


今日はそのGouldを描いたYouTube動画のもうひとつを紹介したい。

『グレン・グールドをめぐる32章』というドキュメンタリー映画。と言うより純粋に映画だ。

原題は『Thirty Two Short Films about Glenn Gould. 』
1993年にカナダで作られた。
監督はFrancois Girard。製作はNiv Fichman。脚本はFrancois GirardとDon McKellar。撮影はAlain Dostie。編集はGaetan Huotとなっている。

不可思議に満ちた音楽家Glenn Gouldを描いた、不思議なドラマになっている。私は魅了された。

10分程度の10つの動画に分けられている。ご覧頂きたい。

グレン・グールドをめぐる32章_1


グレン・グールドをめぐる32章_2


グレン・グールドをめぐる32章_3


グレン・グールドをめぐる32章_4


グレン・グールドをめぐる32章_5


グレン・グールドをめぐる32章_6


グレン・グールドをめぐる32章_7


グレン・グールドをめぐる32章_8


グレン・グールドをめぐる32章_9


グレン・グールドをめぐる32章_10