このところ、いつ雪が降り始めてもおかしくない天候だった。
昨夜降り始めた雨は23時頃から雪に変わり、気温も下がり続けた。今日の日付になってから、気温は零下を保ったままだ15時の気温は-1.4℃。これをピークにしてまた気温が下がり始めたので今日は一日中零下のまま終わるのだろうと判断出来る。0時に観測された0.3℃が本日の最高気温と言う事になるのだろう。
当然の様に今朝は雪掻きの音で目が醒めた。
4、5cmは積もっただろうか。
吹雪だった22日のような結晶がはっきりと見える程大きな雪ではなく、小さな結晶が集まった乾いた雪だった。こうした雪はすぐに積もる。
日中、薄日が射す時があったが、雪は相変わらず舞い続け、夜を迎えようとしている。
ここは東京のような交通網が発達した大都会ではない。交通機関に、そう大きな混乱はないだろう。大雪注意報が出ていたが、それ程の大雪とは思えない。ただ感覚がこちらの天候に慣れて来ただけなのかも知れないが、時々見えた山々の雪も思いのほか深くはなさそうだった。やはり雪は少ないと感じる。
普段は山々に見られる雪線が次第に降りて来て、里に雪が積もる。それが今年はかなり高い所に雪線が現れ、すぐ里に雪が付いた。
北信濃の盆地部ではホワイトクリスマスはまず見られない。だが、クリスマス明けには積雪が見られる事が多い。全く困った場所だ。今年は暖かく、雪も殆ど見られなかったので普段の年より積雪が遅くなると思っていたのだが、やっつけ仕事でもしているのだろう。積雪の時期だけ普段通りになった。見事な日程調節だ。
この程度の雪ならば、むしろ風情を感じる。
だが、駐車場や道路の各所に、掻き集められた雪の山が出来た。この山はここ暫くは解けそうにない。この山から寒さがほとばしり出ている。
こうした雪の山が、夏にあったらどれだけ涼しくなるだろうといつも思うのだが、世の中そう思い通りに出来ていない。やはり雪の山は冬にしか出来ない。
17時、遂に気温は-3.5℃となる。もうダメだ。
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