20081120

初雪

日中にも少し降ったらしい。全く気が付かなかった。

今日は下弦の月が出る。その事だけが頭にあり、語学の番組を見た後、それを見ようと窓越しに空を見た。おぼろげながら雲の向こう側にその光があった。だが、部屋の明かりに照らし出されて白く光るものが落ちて来るのが見えた。

これは!と思わずベランダに出てしまった。

月がおぼろげに出ているのだから、雲はそれ程厚いものではないと思う。けれど、雪がしっかりと降っていた。暫く見ていたのだが寒さは厳しいものがあり、また部屋の中へ…

残り少なくなっている子供心が騒ぐのだろうか?これから先の事を考えるとうんざりもして来る。とりわけ今年からは車がない。外に出るにしてもよく滑る歩道を寒さに凍えながら歩かなければならない。にも拘らず初雪には未だに心浮き立つものがある。

よく見ると路上は単に濡れているだけだが、植え込みや家々の屋根の上には薄らと積雪も認められる。

朝迄にはどれ程積もるのだろう?と、これもかなり弾む思いで期待しながら部屋に戻り、すぐにストーブを点けた。

30分程経って様子を見に行った所、雪は雨に代わっており、更には結構はっきりと下弦の月が見えた。

なかなかにして気候と言うものは気紛れで、期待や予想を十分に満たしてはくれない。

東京とは違って、明らかな冬と言う季節がある信州の、その冬が始まった。

20081114

本格的な冬へ

ベランダの縁に留まっていたクサカゲロウが丸めたセロハンテープの様に見えた。

この頃しばしばてんとう虫がやって来る。昆虫たちの営みが、今も続いている事を確かめる事が出来る事は嬉しい事なのだが、やって来ては殆どの場合、サンダルやその周辺に糞をして行く。あれは何故なのだろう?ちょっと迷惑している。

昨日あたりから雲ひとつなく、満月や、今日の立待ちの月(今月もそう言うのだろうか?)が、くっきりと見えた。

今朝は5時に4.6℃を記録し、これが最低気温になると思っていたのだが、7時に再び気温が下がり、4.3℃を記録した。だが、このところそれでも暖かい。
昼間は降り注ぐ太陽に暖められ、15時に17.2℃迄気温が上昇する。部屋の中の気温は20℃を越えた。

山々は紅葉が麓迄届き、全山真っ赤になっている。そこに夕日が当たると燃え盛る山を見るようだ。

この地域の最大の財産は、これら四季折々に豊かな表情を見せる自然の美しさである事は(多分)誰もが分かっている事だと思いたい。
だが、何故この宝を壊し、ゴミを造るような事業が平気で行われ、或いは行われようとするのだろうか?

今も野尻湖周辺、赤川では産業廃棄物処理場の計画が再燃し、多彩な方々の貴重な時間が、その反対運動の為に割かれている。

あのロマンティックな場所に、著しくロマンティックでない計画が強行されようとする。その感性は、わたしには到底理解出来ない所だ。

この計画は、極めて杜撰なもので、計画の中には廃棄物は地下水と触れない、などと言う内容すら含まれている。それが簡単に出来たら、恐らく、核のゴミは今程騒がれず、莫大な資金もそこに投入されていない筈だ。

どこの地方都市も同じだと思うが、財政は逼迫している。「立案者」はそこにつけ込む。

三宅島ではそこら中に天然記念物に指定されている鳥たちが飛び交う環境の中、東京都知事の肝煎りで「三宅島をマン島のようなバイクの聖地にしよう」とバイクレースが行われた。

三宅島に行ったとき、その昆虫たちの豊富さにも驚かされたが、それらのうち幾つかの種は滅びに向かう道が、突然敷かれたようなものだろう。

この辺りの「経済」の人の感覚が理解出来ないのだ。

既にある、宝物を何故わざわざ捨て去り、破壊し、そして新たに「ゴミ」を金かけて造ろうとするのだろう?

夏の終わりに行った志賀高原も、わたしの目からはズタズタに引き裂かれた森林としか思えないスキー場が「売り」となっていた。その「売り物」は衛星画像で見ると不気味な造形を呈している。

そこにバブルの時代。ゴルフ場が加わった。破壊と不気味なオブジェはより一層その空虚を広げた。更にオリンピックがあった。どう考えてもあれは失敗だったと思う。
為政者はオリンピック以後のことをどう考えていたのだろう?

などと考えているうちに月が高く昇ってしまった。さすがに寒くなって来た。

暖かいのは来週頭くらい迄で、その後雨を経て、寒さはまた一歩、その足取りを進める。21日には最低気温が0℃と予想されている。盆地で0℃なら、少し高い所はもはや完全な冬になる。

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その後、午後になって気象サイトを見てみると、21日の予想最低気温は-2℃となっていた。最高気温は6℃。どうやら冷え込むのが早まったようで、18日の最低気温5℃が19日の最高気温と等しくなると予想されている。その日から雪の予想も出されている。

本格的な冬は、予想以上に早く来そうだ。

20081105

寒い

昨日(4日)の最高気温10.8℃は3日の夜中の気温にすら届かなかった。
札幌では初雪が降ったと言う。長野では飛沫のような雨が朝方本格的になった。心なしかうっすらと、日本海に季節風の作る筋状の雲が見える。

これは寒くなるぞ。と身構えたものの、現実は想定していた寒さより遥かに寒かった。その寒さに北から東の風が加わり、体感温度はより低いものになった。

その為、夜になって星を見ようとベランダに出た時、昼間より暖かく感じた。実際の気温はどうなのだろう?と気象サイトを見ると、低かった日中の気温から、更に下り、今日の朝6時には1.8℃を記録した。

それでも風がない分外に出ても昨日より寒さを感じない。

外より遥かに高い筈の室内で寒さを感じ、ストーブを点けてしまう。未だに東京で養った寒さに対する軟弱さから抜け出していないようだ。

長野市内では今日、初氷を観測したそうだ。
この辺りではそのような気配はない。長野市と言っても広い。恐らく戸隠辺りだと思う。

辺り一面霧が漂い、その中をウォーキングの方々がぶつかりそうになりながらすれ違って行く。風情はやはり冬だ。

春は遅く来るくせに、秋や冬はやたらに早く来る。それがこの地域の気象なのだと諦めるしかないか…。

30日に降った山々の雪は未だに残っている。雪の下には紅葉の層がある。山があると、季節が立体的に感じられる。毎年思うのだが、秋と言う季節は2000〜3000mくらいの厚さしかない、薄い板状の季節なのではないだろうか?

トーマス・マンの『トニオ・クレーゲル』の冒頭を思い起こさせるような弱々しい冬の太陽が霧雲の向こう側に見える。この太陽。日中の気温をどの程度押し上げてくれるのだろう?

20081030

やはり山は雪だった

意外と「丁度良い気候」が長続きした。
だが、昨日は冷たい雨と風。自転車で外出した為すっかり身体が冷え、凍えた。

雨はしぶきのような感じで、小雨とも呼べないものだったが、雲は分厚かった。それを見ながら山は雪かも知れないなぁ…と思っていた。

今朝は更に冷えた。アメダスデータで4時に4℃を記録した。

午前中から山に掛かっていた雲も取れ、久し振りに遠くの山々が見渡せた。やはり山々には雪が付いていた。
とりわけ横手山から志賀高原にかけては遠目にもやや深い積雪が想像出来る程だ。

妙高にも再び雪が付いたと言う報せもあった。

あの辺りに雪が付くと、ほぼひと月後に盆地にも雪が降る。
霜降にはとっくに入っているが、霜が付くより早く、山に雪が付いてしまった。


29日早朝、パキスタン西部のBalochistan(バルチスタン)州、Quetta(クエッタ)から北東に50kmほどの位置にあるZiarat(ジアラット)付近でUSGSマグニチュード6.4の地震が起きた。
発生当初はさほど大きくない規模だったのでスルーしていたが、既に170名以上の死者が出た事が報道で伝えられて来た。浅い(H=15km)地震だったらしい(その後、確認された死者の数は300を越えたと報道している機関もあり、数にばらつきは見られるが、増え続けていることは確かだ)。

そう言えばあの辺りの家は泥煉瓦で作られたものが多かったな…、と思い出し、記事を読んでみると地滑りも発生したらしい。ヒマラヤを押し上げた断層が至る所に走り、岩ももろい地質構造を甘く見てはならない。と自省した。

まだ情報が錯綜しておりまとまった事は分からないが、少し「見えて」来たらBlog『冬の砦』あたりにまとめてみようと思っている。

このような時に、掲示板『夏の扉へ』に繋がらないと言うのはもどかしい。

20081010

寒露

寒露に入って3日経つ。ようやく自転車が自動車より快適に思えて来た。

寒露は秋の長雨が終わる頃とされているが、長野はその秋の長雨から逃れている。そのせいかも知れない。この気候がこのまま続けば良いのに…と思うが、そうした「丁度良い」気候と言うものは大抵長続きしない。すぐに寒い季節がやって来るだろう。そうでなくても雨や雪が降ると、どうしても屋根が欲しくなる。

もうひとつタイヤへの空気の入り方が足りない感じがしたので自転車屋さんに行って、空気を入れてもらう。空気の入れ方のコツを教えてもらう。
充分に空気が入った自転車は、更に快適だ。

この頃、自転車そのものの選択が間違っていたなぁ…。と言うより、そもそも自転車に付いて何も知らなかった自分と言うものに気付き、がっかりしていた。

どうも今持っている自転車は、どちらかと言うとスピードを楽しむタイプらしい。

軽さを重視して相談しているうちに今の自転車になったのだが、もう少し遠乗りをしてみたくなった。

長い距離を自転車で行く事には興味があるが、スピードを出して楽しむと言う楽しみ方は余り出来そうにない。第一、自分の足だけでスピードを満足のゆく迄楽しめる地形は、この長野のどこにあると言うのだろう。
どちらかと言うとツーリングタイプの自転車の方が、自分に合っていた様に感じ始めている。重さは慣れで何とか克服出来るだろう。

寒露から、随分話が逸れた。

20081002

衣替え

2日になって何を言い出すのか?そう言われそうだが、今日になって気が付いた。

気象庁のアメダスデータ(気温)を動画で表示すると、最初に9月30日のデータが出る。どうやら気象庁も衣替えがあったらしい。10月に突入するといきなり西日本が赤い色で占められる。10月1日からは20℃以上がこの色で表示されるようだ。今迄知らなかった。

考えてみると幾ら長い日本列島とは言え、気温の分布にそれ程差がある訳ではなく、限られた色で気温を表示する為には「衣替え」が必要なのだろう。
色彩が、低い気温が表示されるべく準備された。

何故か今頃になっても颱風は、まるで春の颱風のような軌跡を描く。発生場所が西に移動しているからなのだろうか?昨年辺りから気になっている。

大まかに言うと、6月あたりの颱風はただひたすら西に移動して行って、中国大陸に上陸するか、大きくカーブして日本列島に近付くか、といったコースを取る事が多く、それが次第に東にずれて行き、9月あたりの「颱風シーズン」になると、まるで弧状列島をなぞるかの様に沖縄から九州、そして関東をかすめて太平洋上に出て行く。秋が深まると日本列島をかすりもせずに太平洋上でその一生を終える。そうしたパターンがあったのではなかったか!?

この頃は、秋になってもフィリピン付近で颱風が発生し、そのまま西に向かう。

颱風シンラコウもチャンミーもフィリピン付近から台湾を目指し、急カーブして日本列島にやって来た。

チャンミーは今日関東地方をかすめ、温帯低気圧となって太平洋に出て行った。が、既に17号颱風ヒーゴス(Higos:いちじく)が発生し、既にフィリピンを通過している事に、これまた初めて気が付いた。16号颱風メーカラーは一体いつ発生し、どのようなコースを取り消えて行ったのだろう?わたしは全く知らない。

おぼろげながらに、颱風になりそうな雲の渦があるなぁ…と心当たりはあるのだが、それが颱風になった(或いは、だった)と言う確証がない。

今日は久し振りに秋らしい晴天が続いた。アメダスデータでは19.7℃が最高気温だが、実際には20℃に達したのではないだろうか。

明日は日中、もう少し暖かくなるようだ。朝晩の気温は低く、肌寒いと言うより寒くすら思える程だ。

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この頃、お天気の事しか書いていない。

少し前、気分が下り坂だった所にショックな報せが飛び込んだからだ。あの笑いを笑う者がもう居ないと言う事はつらい事実だ。

寒かった時期の事をBlogにもmixi日記にも記録出来なかった。

20080927

冬の便り

やけに冷え込むなぁ…と思っていたのだが、方々から冬の便りが届く。北海道ばかりではなかった。本州でも蔵王で初冠雪が認められたようだ。
近い所では妙高や黒姫でも雪の写真が撮られていた。思わず身震いした。

冬はすぐそこ迄素早くやって来ていた。

今日の善光寺平はアメダスによると最低気温が9.9℃。最高気温が16.1℃。まだ冬の気温ではないが、充分に寒い。

最低気温が10℃を割ったのは、この秋初めての事ではないだろうか?この1週間の気温の低下には目を見張るものがある。早朝(と言うより夜中)目を醒ましてしまった時には暖房が欲しくなる。

先日迄うるさい程鳴いていた秋の虫(多分全部エンマコオロギ)の声も、明らかに弱々しくなった。

気象庁の長期予想では、この冬は暖冬だと言う。この先、どの様に天候は移り変わって行くのだろう?

台湾は今年、颱風の当たり年だった。現在台湾に向かっている颱風15号Jangmi(韓国語でチャンミーはバラを意味する)もまた、ほぼ確実に台湾に上陸するだろう。
そのばら颱風の進路に変化が見られた。
当初の予想より北に進路を変えつつある。進路予想では台湾を通過した後、大陸の直前で偏西風に流され、急に北東に曲がるらしい。
「猛烈な」と形容された久し振りの颱風だけに、その進路の行方が気に掛かる。

くっきりとした目を持つ、美しい颱風だ。