20210823

クラシック作曲家列伝

 それまで読んでいた本が、ちっとも進まないのに豪を煮やして、軽めの本に手を出した。

丁度図書館から借りて来た本が手元にあった。そこでやまみちゆか絵・文・飯尾洋一監修の『クラシック作曲家列伝─バッハからラヴェルまで12人の天才たちの愉快な素顔』をバス停で読み始めたのだ。


バスが来るまで時間があった事もあって、バッハからベルリオーズまで5人分を、あっという間に読んでしまった。失いかけていた自信を少し取り戻した。

漫画と文章による12人の作曲家の紹介になっている。

実のところ、余り期待していなかった。だが、読み進めるうちに、この本はただ単なる軽めの読み物だけではないという事が分かって来た。

よく調べてある。

クラシックに関しては、それ程知識がない方ではないという自負を抱いて来たが、この本で初めて知る作曲家の素顔も多かった。

元はtwitterの連載だったらしい。余りに面白いので出版社の目に止まり、本になったようだ。飯尾洋一の監修とあるが、殆どやまみちゆかの手によるものだろう。著者プロフィールによると、現役のピアニストらしく、ヨーロッパ国際ピアノコンクールで2位を受賞。伊勢志摩国際ピアノコンクールで特別賞を受賞もしている。

バッハが頑固者だった事、モーツァルトが動物好きだった事、ベートーヴェンが部屋で水浴びする奇人だった事などを知ると、今迄聴いて来た曲も、新たな興味を持って聴く事が出来る様になって来そうだ。

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