夏の扉へ
Wir sollen heiter Raum um Raum durchschreiten, -H.Hesse-
20261009
須賀敦子全集第1巻
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毎年これと言った著者をひとり選んで、その全集を全巻読破する事にしている。 今回選んだのは須賀敦子。名エセーイストである。 かつて、彼女の全集は、文庫版で全巻持っていたのだが、引っ越しの折ブック・オフに売り払ってしまった。図書館に在庫があるのが、その理由だったが、今迄なかなか機会が...
20261003
詩人茨木のり子の誕生
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熊谷誠人『詩人 茨木のり子の 誕生 ─ 西尾の少女の物語』。 よく調べたものだ。そしてよく考え抜かれている。 この本を読んで、今年が 茨木のり子の生誕100年に当たる事を知った。それ程昔の人だったのかと、改めてびっくりする。彼女の言語感覚は、現代人と殆ど変わらない。若い。 しかし...
20260930
20周年
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この Blog は 2006 年 9 月 30 日に始めたものだ。つまり、今日で丁度 20 年経つ。 最初は『季節風』という題名だった。大気圏などの名称にその名残りがある。 『夏の扉へ』というサイトは別にあった。掲示板の題名だったのだ。こんな感じだった。 今から見ても、なかなか良...
20260913
植物時代
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ディーン・フォーク『植物時代 ─ 人類進化の種が蒔かれたとき』 副題がなければ、何の事か分からないだろう。 大抵の人類史の教科書は石器時代から始まっている。だが石器時代が始まったのはおよそ350万年前の事であり、チンパンジーとヒト族の分岐が始まったのはおよそ650万年前の事とされ...
20260905
本棚の記憶
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三中信宏『本棚の記憶 ─ みなか先生の読書人生と〈みなか食堂〉の自炊爛漫』 著者三中信宏さんには、類書を見ないと評したくなる本が多い。本作もまた独自の境地を切り開いている。本についての本は多い。また、料理の本も数限りなくある。だが、ひとりの人物が読書と食について、交互に語り、...
20260902
三くだり半
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私は我が家で世帯主という事になっている。私はこれがどうにも居心地が悪い。 我が家の 実権は 、客観的に見れば女房殿が握っている事は明らかだ。だが男であるという理由だけで、名目上の世帯主は私に押し付けられる。役所からの手紙などは私宛に届く。開けてみると女房殿宛であった事がいくら...
20260824
きけわだつみのこえ
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1969 年の事だから小学 5 年生だったと思う。思春期の嵐が始まろうとしていた。ひとつの NWES が私の心を捉えた。 立命館大学広小路キャンパスで、学生運動のグループが「わだつみの像」を破壊した。当時の私はわだつみの意味も知らず、その像がどの様な経緯で建てられたのかも、そして...
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