20071120

畏れ

朝、『続・黒姫から』を覗いて驚いた。

今はまだ、11月中旬と言って良い。幾ら山添地方でも今回の雪は10cm程度の積雪だと思っていた。
とんでもない!優に30cmほどの雪が積もっている。

これはいきなり根雪になるかも知れない。

バングラディッシュではサイクロンが多大な被害を引き起こしたが、その名残りの低気圧が近付きつつある。

この「いきなり根雪」のパターンは一昨年のとんでもない大雪の到来を思い出させる。
あの年は12月に入ってから雪が殆ど止まず、東京から来たばかりのわたしはかなり苦しい思いをした。

その前の年も19年ぶりの大雪だったのだが、それをはるかに凌駕する豪雪だった。最低気温、積雪量共に、日本列島各地で記録を更新した。

大規模気候変動が進んできてから、季節の変わり目が急激になってきたように感じる。初霜があり、初氷があって、ちらほらと雪が舞い、それが薄っすらと積もるようになって、そろそろ冬篭りの準備をしなければ…と思い始めてから、本格的な雪が来る。そうした呼吸をするような季節の変わり目ではなく、全てが一遍にやって来る。

酸ヶ湯の80cmにも驚かされたが、黒姫の30cmには、畏れを感じる。

その畏れの中で、真っ赤なナナカマドの実に積もった雪は、あまりにも美しい。

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