夏の扉へ
Wir sollen heiter Raum um Raum durchschreiten, -H.Hesse-
20240127
天の魚
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─第三部 終─ 昨日、2024.01.26 20:26私はこの行を読み終えた。第1部『苦海浄土』、第2部『神々の村』、第3部『天の魚』。昨年末から続けて来た、石牟礼道子『苦海浄土』三部作を、読み切ってしまった瞬間だった。 『天の魚』最終章「供護(くご)者たち」は長かった。だが、私...
20240123
魂の秘境から
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石牟礼道子最晩年のエセーとも日記とも判別が付かない遺作。だがそこには彼女の確かな肉声が響いている。 そしてその肉声は、ひと作品毎に挿入されている芥川仁の写真と響き合い。書物自体が作品である様な、見事な著作に仕上がっている。 石牟礼道子は2018年2月10日に逝去されている。本書に...
20240121
過去を復元する
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地質学を専攻して来た。当然過去を復元する事には、強い興味がある。古生物を経由して、進化論にも強い関心を抱いて来た。 なので、名著の誉高きエリオット・ソーバーの『過去を復元する』が復刊されると聞いて、即座に購入した。 けれどどことなく敷居が高く感じられて、今迄手に取る事はなかった。...
20240116
四つの未来
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始まったばかりだが、今年読んだ最もショッキングな本になる予感が強くある。 資本主義が限界を迎えつつある。それを指摘する本は数多ある。だが、それでは資本主義の次に来る社会は何か?と言う問いに十分な説得力を持って展望している本は少ない。 本書はその少ない本の中でも、最も説得力とリアリ...
20240112
ソース焼きそばの謎
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ソース焼きそばは私の得意料理のひとつに数えられる。 と言うより、ソース焼きそばは誰にでも手軽に作ることが出来る軽食として存在しているのだろう。焼きそばと言えばやはりスタンダードはソースであり、決して塩や醤油ではない。 ところで、そのソース焼きそば。いつから存在しているのだろう? ...
20240109
私たちはいつから「孤独」になったのか
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孤独には強い方だ。そう思って生きて来た。 学生時代は、独りで安下宿に沈殿し、地質学の勉強や、楽器の練習に勤しんでいた。それらは、安易な友人関係に流されるより、孤独を飼い慣らし、むしろ愛していなければ、到底実現出来ない、自己鍛錬だった。 今でもやりたい事は幾つも抱えている。私には孤...
20231231
第一部『苦海浄土』
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本を読む速度は遅い。だが、この作品は、意図的に、更に遅く、ゆっくりとしたペースを保って読んだ。 全集で読んでいる。石牟礼道子全集不知火では、この作品は、第二巻の第一部を構成する。今は第二部の『神々の村』を読んでいる。 通読してみると、『苦海浄土』は第一部『苦海浄土』、第二部『神々...
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