20060930

失敗か?

薬を飲んでは眠る。その非生産性に焦ったのかも知れない。
先月医者と相談してフルボキサミンを増量して貰う。
結果。
自分がサイコロになってしまったようだ。どの様な自分になるか予想できず、自分を見詰める自分がただ困っている。時折制御不能状態に陥る。

状態や症状に名前を付けても仕方あるまい。自分が壊れてゆく。或いは分裂してゆく。その自覚ははっきりとある。自分を破壊しようとしているのは自分だ。それを恐れ、破壊的になり、更にそれを恐れ暴走する。

秋晴れに誘われるようにして、朝、散歩に出る。 爽やかな冷気と陽射しを浴び、今日はこれで行けるのではないか?と感じたが、やはり瞬間、瞬間に冷静さを失った自分が居る。最悪に近いいちにちとなる。

焦らない
慌てない
諦めない

それを呪文のように繰り返す。最も恐れているものが何であるか、それはかなりはっきり見えている。7月の再来。それを恐れているのだが、それ程頻繁に現われるものでもあるまい。

2日ほど前、記憶に無い本が届く。受注確認メールは保存する事にしている。確かめて見ると本当に注文している。結果としては有益な本だった。だが、自分の行為の記憶が無い不安に襲われ、バランスを欠いた。
睡眠導入剤を飲んでも効かないので、仕事や読書をする。これも暴走なのだと気が付いているが止められない。

まだ、自分に期待しているな?

実はその必要は無い。ただ、自分をそのまま信じてやれば良い。7月。自分が信用できなくなった。
あーぁ。まだ自分を過信しているなー。やれやれ…。それで良かったのだが、自分に裏切られたように思った。自分に対する信用を、自分が失った。わたしは詩文への信用をなくした自分の見方を、他人にもして貰い、それでバランスを取ろうとしているのかも知れない。

自分が自分を信用しなければ良い。かかりつけの医者に電話し、薬を減らす計画を作って貰う。

PCのWebへの接続が変だ。1か月程前から気になり続け、何とかブロード・バンドとして機能するように悪戦苦闘していたが、やめた。これも電話して専門家に任せようと決めた。

かなり時間が掛かるようだが、その時間を折角インターネット・ゲートウェイ経由でしか接続できていない状態で確認できる事を確認してしまおうと思っている。

余 りにも、コンピュータ関係の知識に欠ける。と、めぼしを付けていた専門書を購入しようと出かけた本屋さんで、今までなら手にも取らなかっただろう本を購入 する。『今さら聞けない パソコン常識』。読んでみると、笑ってしまう程知らない事だらけだ。本当に自分に期待していたらしい。

わたしはどうあがいても、この世に何ひとつ残しては行けないようだ。それは残念な事。無駄な人生だったなー。心からそう思う。トホホホ…
しょぼくれながら、下り坂をゆっくりと降りて行こう。ま、生きていればなにかある。…かも知れない。

落葉しない枝を持つケヤキを少し見て廻る。数日前見たときより、紅葉は遥かに進んでいる。遠目で見ると夏のケヤキ。その様にしか見えない。けれど着実に変化している。

台風は自転車より遅い速度で太平洋を横断し、アリューシャンに消えた。その後を追いかけるように台風が、今度はサイクリング程度の朗らかさで、オホーツクからの寒気と太平洋高気圧をかき混ぜている。

今なら、いちにちに5~6冊は本を読む事が出来る。実際にそうしてしまったこともある。単なる暴挙だ。

全ての速度を落とす事。ゆっくり、もっとゆっくり…
昨日を許せるように、明日を愛せるように……

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