夏の扉へ
Wir sollen heiter Raum um Raum durchschreiten, -H.Hesse-
20240226
初期作品集
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『石牟礼道子全集不知火第一巻』に収められた作品群である。 石牟礼道子の原点が『苦海浄土』にあるとするならば、この作品集に収められた作品群は、原点以前の作品たちと呼べるのかも知れない。 全集ではそれらをエッセイ、詩、短歌とジャンル分けし、それぞれを、ほぼ作成年代順に纏めてある。石牟...
20240216
CBDの科学
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日本はいつもアメリカを追い駆ける。 日本では1万年以上前から大麻を生活用品として利用してきた歴史がある。第二次世界大戦直後のGHQの占領下でメモランダム(覚書)が発行され、全ての大麻類が全面禁止になり、大麻草の利用も全面禁止となった。ところが、当時の農林省は、繊維製品や魚網などで...
20240210
土偶を読むを読む
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『土偶を読む』という本が売れている。 噂には聞いていた。読んでいない。地質学をやって来て、「素人の斬新な発想」にはうんざりして来た。それと同じ匂いが、この本にはある。そんな気がする。 その本に危機意識を抱いた考古学者たちが、『土偶を読むを読む』という本を出した。『土偶を読む』のど...
20240204
全身詩人吉増剛造
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最初は活字からだった。 ヘルマン・ヘッセにノックアウトされて、詩に目覚めた私は、高校に入ると、思潮社から出版されている現代詩文庫を少しずつ買い集め、愛読していた。その中の1冊に吉増剛造詩集があった。 それは時経る毎に続・続々と増えていった。 私の中で詩人は特別な存在として位置付け...
20240127
天の魚
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─第三部 終─ 昨日、2024.01.26 20:26私はこの行を読み終えた。第1部『苦海浄土』、第2部『神々の村』、第3部『天の魚』。昨年末から続けて来た、石牟礼道子『苦海浄土』三部作を、読み切ってしまった瞬間だった。 『天の魚』最終章「供護(くご)者たち」は長かった。だが、私...
20240123
魂の秘境から
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石牟礼道子最晩年のエセーとも日記とも判別が付かない遺作。だがそこには彼女の確かな肉声が響いている。 そしてその肉声は、ひと作品毎に挿入されている芥川仁の写真と響き合い。書物自体が作品である様な、見事な著作に仕上がっている。 石牟礼道子は2018年2月10日に逝去されている。本書に...
20240121
過去を復元する
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地質学を専攻して来た。当然過去を復元する事には、強い興味がある。古生物を経由して、進化論にも強い関心を抱いて来た。 なので、名著の誉高きエリオット・ソーバーの『過去を復元する』が復刊されると聞いて、即座に購入した。 けれどどことなく敷居が高く感じられて、今迄手に取る事はなかった。...
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