Gene Sharpの『198 Methods Of Nonviolent Action』が南極大陸を除く5大陸でおよそ30言語に翻訳され、アラブの運動を始め、近年起きた革命に大きな影響を与えている。
しかし日本語への翻訳は見当たらなかった。抄訳か誰か訳してくれという文章ばかりが並ぶ。
そこで全文の翻訳を試みることにした。
この文書を翻訳するのはかなり困難な仕事だった。体系的に考える人ではなく、直感的に理解してゆく人なのだろうという感想を持った。
意味不明な部分もかなりある。
前提となる知識が必要な場合は、Wikipediaのサイトを紹介しておいた。
杜撰な訳と言われても仕方が無いと思う。
けれど、早く日本語化する事に意義があると考え、英文と併記して翻訳を載せることにした。
昨年(2012年)末、ジーン・シャープを俯瞰的に紹介していたドキュメンタリーが再放送された。再びWebにそれがupされたので紹介しておく。
ジーン・シャープ / 独裁から民主主義へ 権力に対抗する教科書
それではご覧下さい。
非暴力行動の198の方法─全訳
ご意見、ご批判、誤訳の指摘、或いはより適切な訳があると思われる場合は、記載してあるメアドにメールを送って頂くか、このBlogへのコメントでお願いしたい。
尤も、HPの変更の仕方も分からないままUpしたので(20分でサイトを作った)、訂正には時間が掛かることを最初にお断りしておきたい。
日本はこの運動を必要とする程の独裁には陥っていないと感じた。しかし、独裁を望む声が大きくなるにつれて、近い将来、この提言が生きるような、不幸な時代がやってこないとは限らないと思い始めたのが翻訳を試みた動機だ。
脱原発の運動などにも必ず力になることだろう。
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2012年8月、ジーン・シャープの本が邦訳された。それも紹介したので付記しておきたい。
ジーン・シャープ、邦訳!