Tu ne quaesieris, scire nefas, quem mihi, quem tibi
finem di dederint, Leuconoe, nec Babylonios
temptaris numeros. ut melius quicquid erit pati,
seu pluris hiemes seu tribuit Iuppiter ultimam,
quae nunc oppositis debilitat pumicibus mare
Tyrrhenum: sapias, vina liques et spatio brevi
spem longam reseces. dum loquimur, fugerit invida
aetas: carpe diem, quam minimum credula postero.
─Quintus Horatius Flaccus
神々がどんな死を僕や君にお与えになるのか、
レウコノエ、そんなことを尋ねてはいけない。
それを知ることは、神の道に背くことだから。
君はまた、バビロンの数占いにも手を出してはいけない。
死がどのようなものであれ、
それを進んで受け入れる方がどんなにかいいだろう。
仮にユピテル様が、これから僕らに何度も冬を迎えさせてくれるにせよ、
或いは逆に、立ちはだかる岩によって
テュッレニア海を疲弊させている今年の冬が最後の冬になるにせよ。
だから君には賢明であってほしい。
酒を漉し、短い人生の中で遠大な希望を抱くことは慎もう。
なぜなら、僕らがこんなおしゃべりをしている間にも、
意地悪な「時」は足早に逃げていってしまうのだから。
今日一日の花を摘みとることだ。
明日が来るなんて、ちっともあてにはできないのだから。
─ホラーティウス
20110517
20110510
これは「脱原発宣言」だ!
重要な記者会見がありました。
菅内閣総理大臣記者会見-平成23年5月10日
37分くらいありますが、まだ見ていない人は先ず見て下さい。
話はそれからです。
-
どうして日本中が大騒ぎになっていないのか?
わたしは不思議でなりません。
菅首相が脱原発を宣言しました。
原発をやめるとも縮小するとも言っていません。
けれどわたしには脱原発宣言としか聞こえません。
--菅首相--00:08:50--
今後のエネルギー政策について、
いろいろと議論が巻き起きております。
先ず、原子力については何よりも、
安全性をしっかりと確保すると言う事が重要であります。
そして、この原子力と化石燃料というものが、
これまで、特に電力においては、
大きなふたつの柱として活用されていました。
これに加えて、今回の事故を踏まえて、
また、地球温暖化の問題も踏まえて、
あとふたつの柱が重要だと考えています。
そのひとつは太陽、風力、バイオマスといった
再生可能な自然エネルギーを、
基幹エネルギーのひとつに加えて行く、
そのことであります。
そしてもうひとつは省エネ。
エネルギーを沢山使う社会の在り方が
このままでいいのか、
いろいろな工夫によって、
或いは
いろいろな社会の在り方を選択する事によって、
エネルギーを今程は使わない
省エネ社会を作って行く、
この事が、わたくしはもうひとつの
エネルギー政策の柱になり得ると、
このように考えております。
そう言った意味で
これまでの、原子力については安全性を、
そして化石燃料についてはCO2の削減を
しっかり進めて行くと同時に、
自然エネルギーと省エネというものを
もうふたつの柱として、
そこに、これまで以上に、
大きな力を注いでいくべきだと、
このような考え方で、
エネルギー政策全体の見直しの
議論を進めて参りたいと、
このように考えております。
--
更に(重要!)西日本新聞の記者からの質問に答えて
--菅首相--
(浜岡原発について、及びその他の原発について)
…
--00:16:55--
もう一点、今後のエネルギーの在り方について、
原子力をどのように続けるかというご質問ですが、
現在のエネルギー基本計画では、
2030年に於いて、総電力に占める割合として、
原子力は50%以上。
再生可能エネルギーは20%
を目指すとなっております。
しかし、今回の大きな事故が起きた事によって、
この従来決まっているエネルギー基本計画は、
一旦白紙に戻して、議論をする必要があるだろうと、
このように考えております。
そう言う中で、原子力については
一層の安全性を確保する。
そしてもう一方、
自然エネルギー、再生エネルギーについては
より大きな力で推進する。
そういう方向性が、必要ではないかと、
そういう方向性を念頭に置きながら、
議論を進めて行きたいと、
このように考えている所です。
--
と、
もう記録したぞ!
(おまけ)質問に答えて
--菅首相--
…
--00:30:12--
それに加えて、先ほど申しあげましたように
原子力、化石燃料に加えて、
欧米の多くの国も風力や或いは太陽エネルギーに
力を注いでおります。
我が国はややこの分野で、出遅れているところがありますので、
そういった分野についても、一層力を入れて参りたい、
そういった姿勢を含めて、国際社会にも
日本の姿勢をお示しをしたいと、
こう思っております。
--
前言を繰り返し述べ、国際社会にも約束をしています。
(長めに文字起こししました。
好きなようにコピペして使って下さい。)
十分です。
これがエネルギー政策の転換でなくて
他の何なのだろう?
原発をやめるとは言っていない。
けれどわたしはそれも評価しています。
いきなり止めると言い出すのは乱暴すぎます。
その意味で
浜岡原発が止まった事には、
わたしは素直に喜べなかった。
地元との協議もなく
いきなり強権で止めた。
その事を嬉しがっていて良いのか?
それでは強権によって原発を建てるというのも
批判出来なくなる。
原発を止める事によるリスクは
どの様に評価したのか?
強権を発動させる程
浜岡原発は逼迫した状態だったのか?
止めれば安全なのか?
様々な疑問が出て来ます。
その意味で浜岡原発の止め方は拙かった。
わたしはそう考えています。
だから、
(暫くは)原子力と化石燃料による発電と共に
再生可能エネルギーに力を入れる方向に転換し、
加えて省エネを進める。
エネルギー基本計画を白紙に戻して議論する。
発言はそこまででいいと思っています。
それ以上踏み込む必要はないし
踏み込んでもならない。
地元ともしっかり協議して
段階を踏んで行かなければならない。
わたしには
自然エネルギー、再生エネルギーの方向に
舵を切ったとしか読めません。
これは記者会見ではなく
国民への演説という形で発表すべき事だったと思います。
それだけ重要な政策転換を表明したと思えます。
やってもらいましょう!
きっちりと。
やり切ってもらいましょう!
普天間の時のようにぶれることなく。
菅内閣総理大臣記者会見-平成23年5月10日
37分くらいありますが、まだ見ていない人は先ず見て下さい。
話はそれからです。
-
どうして日本中が大騒ぎになっていないのか?
わたしは不思議でなりません。
菅首相が脱原発を宣言しました。
原発をやめるとも縮小するとも言っていません。
けれどわたしには脱原発宣言としか聞こえません。
--菅首相--00:08:50--
今後のエネルギー政策について、
いろいろと議論が巻き起きております。
先ず、原子力については何よりも、
安全性をしっかりと確保すると言う事が重要であります。
そして、この原子力と化石燃料というものが、
これまで、特に電力においては、
大きなふたつの柱として活用されていました。
これに加えて、今回の事故を踏まえて、
また、地球温暖化の問題も踏まえて、
あとふたつの柱が重要だと考えています。
そのひとつは太陽、風力、バイオマスといった
再生可能な自然エネルギーを、
基幹エネルギーのひとつに加えて行く、
そのことであります。
そしてもうひとつは省エネ。
エネルギーを沢山使う社会の在り方が
このままでいいのか、
いろいろな工夫によって、
或いは
いろいろな社会の在り方を選択する事によって、
エネルギーを今程は使わない
省エネ社会を作って行く、
この事が、わたくしはもうひとつの
エネルギー政策の柱になり得ると、
このように考えております。
そう言った意味で
これまでの、原子力については安全性を、
そして化石燃料についてはCO2の削減を
しっかり進めて行くと同時に、
自然エネルギーと省エネというものを
もうふたつの柱として、
そこに、これまで以上に、
大きな力を注いでいくべきだと、
このような考え方で、
エネルギー政策全体の見直しの
議論を進めて参りたいと、
このように考えております。
--
更に(重要!)西日本新聞の記者からの質問に答えて
--菅首相--
(浜岡原発について、及びその他の原発について)
…
--00:16:55--
もう一点、今後のエネルギーの在り方について、
原子力をどのように続けるかというご質問ですが、
現在のエネルギー基本計画では、
2030年に於いて、総電力に占める割合として、
原子力は50%以上。
再生可能エネルギーは20%
を目指すとなっております。
しかし、今回の大きな事故が起きた事によって、
この従来決まっているエネルギー基本計画は、
一旦白紙に戻して、議論をする必要があるだろうと、
このように考えております。
そう言う中で、原子力については
一層の安全性を確保する。
そしてもう一方、
自然エネルギー、再生エネルギーについては
より大きな力で推進する。
そういう方向性が、必要ではないかと、
そういう方向性を念頭に置きながら、
議論を進めて行きたいと、
このように考えている所です。
--
と、
もう記録したぞ!
(おまけ)質問に答えて
--菅首相--
…
--00:30:12--
それに加えて、先ほど申しあげましたように
原子力、化石燃料に加えて、
欧米の多くの国も風力や或いは太陽エネルギーに
力を注いでおります。
我が国はややこの分野で、出遅れているところがありますので、
そういった分野についても、一層力を入れて参りたい、
そういった姿勢を含めて、国際社会にも
日本の姿勢をお示しをしたいと、
こう思っております。
--
前言を繰り返し述べ、国際社会にも約束をしています。
(長めに文字起こししました。
好きなようにコピペして使って下さい。)
十分です。
これがエネルギー政策の転換でなくて
他の何なのだろう?
原発をやめるとは言っていない。
けれどわたしはそれも評価しています。
いきなり止めると言い出すのは乱暴すぎます。
その意味で
浜岡原発が止まった事には、
わたしは素直に喜べなかった。
地元との協議もなく
いきなり強権で止めた。
その事を嬉しがっていて良いのか?
それでは強権によって原発を建てるというのも
批判出来なくなる。
原発を止める事によるリスクは
どの様に評価したのか?
強権を発動させる程
浜岡原発は逼迫した状態だったのか?
止めれば安全なのか?
様々な疑問が出て来ます。
その意味で浜岡原発の止め方は拙かった。
わたしはそう考えています。
だから、
(暫くは)原子力と化石燃料による発電と共に
再生可能エネルギーに力を入れる方向に転換し、
加えて省エネを進める。
エネルギー基本計画を白紙に戻して議論する。
発言はそこまででいいと思っています。
それ以上踏み込む必要はないし
踏み込んでもならない。
地元ともしっかり協議して
段階を踏んで行かなければならない。
わたしには
自然エネルギー、再生エネルギーの方向に
舵を切ったとしか読めません。
これは記者会見ではなく
国民への演説という形で発表すべき事だったと思います。
それだけ重要な政策転換を表明したと思えます。
やってもらいましょう!
きっちりと。
やり切ってもらいましょう!
普天間の時のようにぶれることなく。
20110508
平和に生きる権利
わたしが望むものは、闘いの高揚感や連帯の陶酔感ではない。ただ、静かに暮らすと言う事だ。もう、止めようではないか!戦争を始めたり原発を作ったり、静かに暮らす事を不可能にする全ての事を、止めようではないか!