20090603

ウマノアシガタ

数週間前から、ベランダから黄色い花の群落が見えていた。
それが何であるか確かめようと思いつつ、さほど忙しくもないのに今日を迎えてしまった。

次第に花の数は少なくなって行く。これ以上遅くなると、花の形態など細かい事が観察出来そうにない。

昼ご飯を造って食べ、階段を下りた。


その花はウマノアシガタだった。
これをキンポウゲ(金鳳花)と呼ぶ人もいるが(実はわたしもそうだった)、正確には間違いらしい。キンポウゲとはキンポウゲ科の植物の総称、或いは、八重咲きのウマノアシガタを呼ぶ名前らしい。どちらかははっきりしていない。

ここ迄はWebで検索すると簡単に確認出来た。

だが、意外な事が知られていない事も知り、驚いた。


ウマノアシガタという名前の由来は、その葉、特に根生葉の形にあるのだが、ざっと調べてみた結果、由来が正確に伝わっていないようだ。


wikipediaのウマノアシガタ項目には
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和名の由来は根生葉を馬の蹄に見立てたものと言われるが、葉の形は実際には似ていないというのが、衆目の一致するところである。個々の葉ではなくロゼットの形状を指すという見解や、「鳥の足形」が誤って「馬の足形」と伝わってしまった、という説がある。
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とある。

わたしは衆目には一致しない。

他にもいろいろなサイトを当たってみたが
「正直なところ、そのようには見えません」
「いろいろ見てもあまり想像できません」
などの記載ばかりだった。


何故、ウマノアシガタの名前の由来が知られなくなったのだろう?

馬の脚をあまり良く見た事が無いのか、あっても気が付かなかったのか?


ウマノアシガタと聞いて、やはり簡単に連想出来るのは馬蹄形の馬の足跡だろう。
だが、これにこだわっているとウマノアシガタは見えて来ない。

あれは単なる蹄鉄の跡であって「馬の足形」ではない。


最近馬そのものを見なくなった。
従って馬の足跡も見ない。
例え見たとしても、それは馬の足跡ではなく、蹄鉄の跡。

これでは幾ら想像しても名前の由来に気の付きようが無い。

更に、馬の脚の裏を見た事がある人でも、蹄に囲まれた境界に注目する人は殆どいないだろう。

ウマノアシガタの名の由来は殆ど謎のゾーンに突入してしまっている


蹄鉄を打ち込む馬の蹄に囲まれた部分に注目すると簡単に納得出来るのだ。

確かに蹄の外側は馬蹄形をしているが、それに囲まれた肉質部との境界は複雑に入り組んでいて、切れ込みのある植物の葉に似ている。


心理学で使われる図で、黒い部分に注目すると人がふたり向き合った様に見えるが、その時白い部分は単なる地だ。しかし、一旦白い部分に注目してみると、それがグラスの形に見えて来る。そんな図があるが、それと同じ事かも知れない。

言わば図と地の部分を逆転して見ると言う事なのだろうが、その名前の付け方の妙に感動した記憶がある。


子供の頃、知り合いの家に行き、馬の蹄鉄を付ける手伝いをした事があった。その時、いやと言う程馬の足の裏を見た。

子供と言うものは妙なものに興味を持つもので、わたしは今よりずっと動植物の名前を知っていた。勿論ウマノアシガタも知っていて、それが蹄ではなく、蹄に囲まれた部分の形に似ている事にも気が付く事が出来た。殆どそっくりなのだ。

これだけ似ているものに対して、
「葉の形は実際には似ていないというのが、衆目の一致するところである」はなかろう。


花の名の、由来の洒落っ気が既に伝わっていない事を知って、わたしは少なからず淋しい気持ちがした。

20090602

いつの間にか全天を雲が覆い

危うく昨日もう気温が10℃を割る事は無いだろうと書くところだった。危ない、危ない。

或るBlogでつくばの気温が11.8℃迄下がった事を知った。向こうは寒かったのだなぁ…などと暢気な事を考えていたのだが、こちらも肌寒かった。最低気温は4時46分の8.4℃。26日より遥かに低い。
日の出と共に気温は急上昇し、14時00分には28.8℃まで上がった。この気温差も26日を遥かに凌駕している。
ちなみに最高気温は那覇より高かった。

蒸気圧が一定だったと考えれば何の不思議も無いのだが、気温と反比例して湿度は昼急降下。5時には82%だったが14時15時とほぼ一定の26%。最低だったのは13時57分の23%。湿度が低かったせいか、暑い割に過ごし易いいちにちだった。

空には薄らと高層雲がなびき、ところどころ巻雲になっていた。この様な時、雲量はどのように判断するのだろう?とぼんやりと考えていたのだが、結論は出ず。青空とも見えるし、かと言って雲が全くない澄み切った青空と言う訳でもない。

ぼんやりしているうちに15時頃からその高層雲が厚くなり、全天はいつの間にか雲に覆われていた。
日照時間を見ると、確かに15時迄は60分だったが、16時は34分。次いで17時にはたった4分間。後はゼロ。この天候の変化には、正直に言って全く気が付かなかった。


とりあえずぬるい風呂を沸かして入る。

20090601

季節が変わった

昨日迄の雨もきっぱりと上がり、朝から太陽の光が眩しかった。
今日は暑くなるか?と気象サイトを見るが、思った程ではない。確かに太陽の光は眩しいが、実感としては肌寒い朝だ。

最低気温は01:21の11.2℃。ここからなかなか気温が上がらない。6時になってようやく12℃台に突入する。


天気が良く、さほど暑くないなら今日は絶好のサイクリング日和だ。正午辺りでひとまず仕事を打ち切(さぼ)り、目的も無く自転車を乗り回す。

車と違って、気侭にどんな細い道路にも入って行けるのことが嬉しい。

盆地とは言え急流、千曲川の浸食と、主に北側の山からの活断層起源の堆積物が造る地形は起伏があり、頻繁にギアチェンジを要求される。それでも初期より上り坂を楽に上がれる様になった。


気温がそれ程高くなく、心地よい強さの北風があるので汗は殆どかかない。

16時頃、帰宅。最後のだらだらした坂道はさすがに息が切れた。


アメダスデータを見ると、いつの間にか気温が20℃近辺で上下している事が分かった。午前中の11℃付近のプラトーと、午後の20℃付近のプラトーのふたつにきれいに気温は分かれていた。
最高気温は14:23の21.3℃。大体予報通りだ。

しかし、今度は気温がなかなか下がらない。


空を見ると、午前中に目立っていた山際の積雲が消え、爽やかな快晴になっている。

ふたつの気温のプラトーの間で、少しだけ季節が変わったとはっきり思えた。明日は暑くなるだろう。

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Blogを付けずにいた1週間の最低気温・最高気温。

5月26日 04:55-8.7℃ 13:06-27.0℃  この日が最も気温差が激しかった。
5月27日 05:02-14.3℃ 11:54-26.9℃
5月28日 22:42-15.9℃ 09:30-19.5℃
5月29日 05:17-13.2℃ 12:37-23.0℃
5月30日 24:00-16.9℃ 12:53-25.5℃
5月31日 22.54-11.9℃ 13:05-19.0℃

20090525

肌寒い日曜日

上空に寒気が流れ込んでいると言う事で、天候は下り坂だとは思っていたが、朝から雨になるとは思わなかった。
しかしその雨も朝のうちに止み、天気は概ね曇り。

北からの風が吹き込んで来て、肌寒い。

つい2日前に、最低気温がようやく20℃を割ったと言う事が信じられない程の冷え込みだった。


ドイツ語の予習をしていて、妙にケバブが食べたくなった。番組の中に出て来たのだ。しかし長野でケバブを扱っている店はあるまいと諦めていた。
だが、女房殿がひとつくらいはある筈だと検索して、何と長野市内でケバブを食べたと言うサイトを見つけ出してくれた。

これは是非食べなければ!と出掛ける。


いつもの感覚で、店の近くにある駐車場に車を停めれば良いだろうと考えていたのだが、考えてみると、善光寺周辺では今御開帳という行事が行われており、しかも日曜日は屋台奉納というものがあり、交通規制だらけ。
ケバブを食べたと言う場所は歩行者天国になっていた。だが歩行者天国そのものに馴れていないのか、車道部には殆ど人は歩いておらず、歩道がやたらに混んでいる。


停めた駐車場からも近いと女房殿は言っていたのだが、そこには目指す店がない。
更に歩く。

いつまで経っても目的の店が姿を現さない。


諦め、偶然見付けたタイ料理の店に入る。ここは旨かった。贔屓にしてやろう。
しかし、気持ちの良いタイの音楽に聴き入っていると、突然屋台奉納のお囃子が外から飛び込んで来るのには参った。

そこを出ると、ぽつりぽつりと雨が落ちて来た。大急ぎで駐車場に戻る。


結局、日曜日の最高気温はケバブを探しまわっていた頃、12時41分の19.1℃。2日前の最低気温に遠く及ばない。
最低気温は朝05時42分の12.6℃だった。



今日はその寒さを少し引き摺り、晴れたと言うのに最高気温は14時06分の21.8℃。最低気温は03時03分の11.5℃だった。

無論長袖のシャツを着ている。

20090522

朝から暑い!

すっかり気温の記録の為のBlogになってしまった。


前線と低気圧に伴う雲が中部地方にやって来て、今日は朝から雨…の予報だったのだが、山に雲が付いている以外全くのピーカン。水やりにベランダに出たが、肌が日光に焼けるのが分かる様な気がした。

東京暮らしをしてしまったわたしには寝苦しくはなかったが、それでもタオルケット1枚で十分だった夜に気温が下がらず、最低気温は2時、5時、6時に記録された20.2℃。
この季節ではちょっとあり得ない数字だ。

気温はそこから上昇しつつあるので、予想最高気温まであと1℃。まだ8時なのだ。

外が明るすぎて、部屋の中が暗く感じる


強く暖かな南風が吹いている。

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午後になって雲が広がり、気温は下がった。昨日が暑かっただけにとても涼しく感じられた。
だが、4月の終わり頃迄は、朝方、寒いと感じる日が続いていた事を覚えている。このひと月の気温変化は、やはり激しい。


気象庁のサイトで調べてみると、今日の最低気温は2時25分に記録された19.5℃だった。とりあえず20℃を割ったのだ。

予想されていた最高気温は24℃との事だったが、10時に早くも夏日に突入し、最高気温は13時22分の26.9℃。予想気温がこれだけ違うのも最近では珍しい。

どちらも妙な時間に記録されている。

20090521

真夏日

19日の最高気温は結局26.0℃だった。昨日は28.4℃。しかしこの暑さのピークも昨日迄で今日は雲が広がり、気温は下がるものと思っていた。…昨日の夜迄は。前線に伴う雲が夜のうちに中部地方迄掛かって来ており、確かに星の姿は少なかった。

だが、その雲がむしろ落とし穴だったのかも知れない。最低気温が下がらない。5時の12.8℃。ここから今日の気温はぐんぐんと上がって行った。

アメダスデータでは11時の段階で27.1℃と夏日に突入した事が分かる。その前の10時の気温が23.1℃だったので、急上昇と言って良い。


植物達は大丈夫か?とベランダに出たところ、部屋の中より外の方が暑かった。土は乾いている。早速水やりをする。


そして14時。気温は目出たく30.0℃を記録した。梅雨入り前に真夏日になった。


植物達にも水をやったのだからと、熱いお茶を淹れて飲む。

お風呂にでも入ろうか?

20090519

今日の陽射しは昨日と違う

アメダスデータによると、昨日の最高気温は15時に記録された24.0℃だった。この時間の気温だけが少し突出していたので、いくら全国で最も標高が高い測候所、箱清水のデータであったとしても、盆地部でも夏日にはならなかったのだろう。

今日の朝の気温は昨日より明らかに低かった。4時に10.7℃。
半袖Tシャツの上に長袖を着てしまった。太陽が昇るや否やすぐ脱いでしまったけれども…。

しかしベランダに出て日に当たると、その陽射しが昨日とは全く異なる事に気が付く。肌がじりじりとひりつくような夏のそれだった。
9時の気温は19.2℃。昨日より低いが、殆ど同じ様なものか?

今日の最高気温は27℃と予想されている。完全な夏日だ。


毎日の様に一番先に啼き始めていた気の早い燕は、いつの間にか啼かなくなってしまっている。何かあったのだろうか?

しかし、朝は嬉しい程に鳥が啼いてくれる。
燕を始めとして、郭公、ウグイス、そして最近はホトトギスまで啼く。

この「うるささ」は東京では味わえないものだ。


山笑うの季節はいつの間にか過ぎ去り、むしろ山滴るの季節になっている事に気が付く。


春山澹冶而如笑
夏山蒼翠而如滴
秋山明淨而如粧
冬山慘淡而如睡
        ─『臥遊録』─